数学の勉強法について
AA1年の古谷です!
本日は数学の勉強法についてご紹介します。
皆さんが苦手としがちで、「何をすればいいかわからない」「勉強してるけど結果に表れない」といった声を多くいただく教科、それが数学です。実際共通テストと2次試験の対策だけでも大きく違いますし、文系だから数学は一切使わない、というわけでもないからなかなかのクセモノです。以下に各状況に合わせた対策を書き並べましたので、状況に合わせて、該当箇所をあくまで参考程度に(ここ大事)お読みいただければと思います。
・共通テスト
とにかく時間との勝負です。数学は2022年度共テで大幅に難化し、阿鼻叫喚だったことは記憶に新しいと思います。特徴はなんといっても文章量の多さです。現代文並みの状況設定と会話文があり、そこから数学的に必要な要素を取り出す訓練が必要です。
そのために!まずは過去問や予想問題などを用意し、どこが必要な部分かを抽出してみましょう。これをすることで、逆に何が不必要か(ただの会話であったり、クレーン車が〜といった細かな状況設定は問題に影響しませんよね)がわかると思います。これまで与えられた素直な問題を必要な公式に当てはめるといった作業をしてきた方はここでつまずいている可能性があるので、
1.長文の中に隠れた本当に必要な情報を探し、
2.その情報からどのような公式・考え方が効果的であるかを吟味する
ことを意識してみましょう!そのためには日々の受講において、知識の引き出しを整理しておく必要がありますので、復習でその機会を設けましょう。(例:円がらみの問題→円周角・中心角・二等辺三角形作りやすい・内接・外接円etc…)
また、時間内に解くことができれば理想ですが、現実問題なかなか難しいことが予想されます。そこで大事になってくるのが「正答率」です。空欄がある中では、答えたからには○をもらいたいので、なるべく×がつかないように精度も意識してみましょう。
〜数学①(Ⅰ・A)〜
特にこの分野はデータの分析をいかにタイムロスなくこなせるかがカギです。データの分析は共通テスト数学以外にはあまり出ないレアキャラなので、共テに特化した対策をしましょう。
目安として必答問題を45分以内に終わらせられると、比較的余裕を持って選択問題に挑むことができると思います。
選択問題は確立、整数、図形が安定して出題されている傾向なので、まずどれを選ぶか、どの分野が得意かを事前に把握しておきましょう。
〜数学②(Ⅱ・B)〜
①よりは得意といった方も多いのではないでしょうか。そんな②をもうひと伸ばしするために、精度と選択問題について扱います。
2022年度は図形と方程式、指数・対数関数、微積分が必答問題として出題され、計算量が多い印象です。一つひとつの変形をスピードを求めながらも丁寧にこなすことが求められますので、急ぐときこそ焦らずにの精神でいきましょう。
選択問題では数列とベクトルを選ぶ方が多いかと思われますが、どちらも頭から設問の流れに沿って進めていくものなので、それに乗れるようにしていきましょう。つまずいた場合は、何が原因かを探ってみましょう。地道ですがとても大事な作業です。
・2次対策
まずは志望校の出題の特色を知りましょう。有名大学であれば分析がなされていますし、過去問を数年分取得できれば出題傾向を読むことができます。分野・設問数・試験時間は千差万別ですので、効果的に学習が進められるようにぜひ知っておきましょう。
2次試験は記述式が主な形式だと思われますので、特に途中の式や説明の正しさも大きな評価ポイントです。「初めてこれを読んだ人がこれで伝わるかな?」といった観点から答案を見直してみましょう。完全解答が理想ですが、解けない問題に直面することも考えられますので、部分点を狙う意味でも書けるところまでは書きましょう。
以上になります!大変長くなってしまい申し訳ありません…(笑)他にも気になることや、実際の問題で質問などありましたら、ぜひ気軽に聞きに来てください!全力でサポートさせていただきます!!