高校と大学とのギャップ(数学編)

皆さんこんにちは!アシスタントアドバイザーの古谷です。

今回は特に数学を専攻している身として、私からは高校数学と大学数学との違いをご紹介したいと思います!理系の皆さんはぜひ参考にしてください!文系の皆さんもどうかお付き合いください


結論から言ってしまえば、皆さんが日々勉強している数学と、大学で勉強する数学は大きく異なります!さらに、数学を専攻するか理科系を専攻するかによっても、その内容は異なってきます。自分で言うのも変な話ですが、おそらく「数学を専攻したい!」という方はすごくレアだと思いますので(笑)、理科系の数学を中心に、そこに付け足す形で数学専攻が学ぶ数学についてもご紹介していこうかなと思います!

高校数学までは、皆さんお馴染みの通り「数AB」(新課程からは数Cも加わりますね)という名前で勉強されていると思います。一方で、大学からは大抵の場合「線形代数・微分積分(解析)」といったような分野の名前で勉強することになります。

「線形代数、微分積分って何?」って思われますよね。私も最初は全くわかりませんでした(笑)。とっっっってもざっくり言えば、線形代数はベクトルの延長的な内容と+α、微分積分では数の延長的な内容といったような感じです。

大学数学を勉強するにあたって特に重要な点は、「定義の理解」です!新しい概念がバンバン出てきますので、「〇〇とはこういうものである」という説明を逃さずしっかりと理解しましょう!あとは定理(公式)を使って計算するだけです!


ここまでが理科系専攻の皆さんへのアドバイスになります。さて、肝心の数学専攻ですが、公式を使って計算するだけ!とはいかないんですね(笑)数学専攻の場合、「じゃあなんでその定理が成り立つのか?」を考え始めます。定理を定理として認めてくれないんですね、証明して初めて使えるようになります。他にも、「集合と論理」というまたさらに抽象的な学問も学ぶことになりますので、名実ともに数学一本縛りの「数学ガチ勢」になることができます!

数学専攻の数学は証明がメインですので、「なんでそれが成り立つんだろう?」という疑問を抱いたことがある人にはうってつけです!一方で、「計算が得意!」ということであれば、むしろ物理学などの方が計算をたくさんするのでおすすめかもしれません。学問選びに迷われている方はその観点から考えて見るのも良いかもしれませんね!


いかがでしたか?ギャップがあるとは言えど、数学は基本的に高校知識から繋がっています!高校の勉強でもこうした観点から見直してみるとまた違った面白さがあるかもしれません。ぜひ数学に関して聞いてみたいことがあれば気軽にお尋ねください!


最後までお読みいただきありがとうございました!次回の投稿もお楽しみに!


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